カフェインの適正摂取量とは

カフェインの適正摂取量とは

 2021年 5月 18日 更新

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コーヒーを代表に、緑茶・ウーロン茶・紅茶等の各種お茶、ココアや、チョコレート、コーラや栄養ドリンク等に含まれている脳や身体の覚醒やデトックス効果のある成分「カフェイン」


適量摂取する分には良いと思うんだけれど、適量ってどの程度?


そんな疑問に、健康志向のコーヒー飲料を研究し続けている私たち「宇宙ロースタリー」がお答えしていきます。


格言

すべての物質は毒である。

毒でないものはない。

"All substances are poisons:

there is none which is not poison.

The dose differentiates a poison from remedy."

量が毒か薬かを決める。

1493 - 1541   Paracelsus


薬も健康食品も、毒になり得る


病気を治すために処方された薬も量を間違えれば毒となります。

たくさん飲むことが身体に良いと推奨されるお水ですら、体内の水分を汗や尿として排出できる1日の処理量には限界があり処理能力を越えて摂取した場合には、軽度だと疲労感、錯乱、嘔吐、むくみを引き起こし、重度になると意識障害や、呼吸困難、けいれん等が出てしまう可能性があり、最悪の場合は死亡する事例も。


ビタミンを摂取しすぎた場合


人間の身体を車に例えるとビタミンはエンジンオイル(潤滑油)の様なものです。


車を動かすガソリンは糖や脂肪やタンパク質です。ビタミンはガソリンのように燃料になるものではありませんが、潤滑油がないと車のエンジンは上手く回転しません。


しかし、過剰摂取によって様々な症状が現れることが分かっています。


ビタミンA‥食欲不振・悪心・嘔吐・脱毛・発疹等。

ビタミンD‥食欲不振・頭痛・口渇等の他、血液中のカルシウム濃度が高くなり腎臓や血管等にカルシウムが沈着。

ビタミンK‥下痢・悪心・嘔吐等。

ビタミンB2‥しびれやかゆみ等。

ビタミンB6‥手足のしびれや痛み等の神経障害や感覚障害、腎臓結石ができる可能性。

ナイアシン‥全身のかゆみや皮膚の炎症等。更に症状が進むと肝機能障害、劇症肝炎も。

葉酸‥発熱、じんましん、神経障害等。更に症状が進むと亜鉛の吸収が悪くなり、味覚障害等。



青魚などに含まれることで知られるEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)も、サプリメントの定番となった栄養素の一つです。これらは、多価不飽和脂肪酸、あるいはオメガ3系脂肪酸とも呼ばれ、血液をサラサラにする作用や、老化や発がんの原因となる過酸化反応を抑える作用があります。


しかし、大量に摂取すると、死亡率が高くなることが分かってきました。


EPAやDHAが体に良い脂肪酸であるのは、疑いようのない事実ですが、特定の成分だけを必要以上に摂取することには弊害がある事が実証されました。


魚の効能は、魚に含まれる(未知の成分も含めた)様々な成分が総合的に作用しての効能といえます。つまり、特定の栄養素だけを取り出して摂取しても、魚を食べることで得られる恩恵を享受できるとは限らず、それどころか、場合によっては健康被害さえ生じてしまうのです。


どんなものも取りすぎは良くないことは分かったけれど、カフェインの適量はどの程度?


実は現在の科学ではまだカフェイン摂取量と人体の影響についてきちんと解明されていません。

そのため、世界中でカフェイン最大摂取量の定めは異なっており各国の研究機関の見解には差があります。


日本政府(農林水産省)によるカフェイン摂取量の告知はこちら


「結論」人それぞれ違う


様々な研究機関の論文等を見る限り、1日に3杯〜5杯程度であれば健康上ほとんどの方が問題ないでしょう。


しかし、カフェイン飲料を何杯もいつ飲んでも平気な方もいれば、1杯のお茶でも体調が悪化する方もいます。

お酒に強い弱いが人それぞれ生まれ持ってあるように、カフェインに対して強い弱いがあるのです。


また、デスクワークの方と肉体労働の方では代謝が全然違うように、労働習慣、運動習慣、飲酒習慣等ライフスタイルが多様化している現代では全ての方に対してこの量が健康ですと示すことはできません。


大切なこと

「自分自身の身体のサインを感じること」


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