クロロゲン酸とは?

クロロゲン酸とは?

 2021年 6月 3日 更新

Share:


クロロゲン酸は、コーヒー豆に含まれる天然の抗酸化物質です。ダイエット効果・血圧降下・血糖値の低下・気分の向上・感染症の予防・アンチエイジング効果など様々な効果があると言われています。


クロロゲン酸を含む食品


クロロゲン酸はコーヒー豆から初めて単離されたという歴史があるほどにコーヒー豆には多量含まれています。コーヒー豆と言えばカフェインというほどコーヒーはカフェインのイメージが強いですが、実はクロロゲン酸の方がカフェインよりも多く含まれているのです。


クロロゲン酸は、コーヒー豆の他にリンゴ、ナシ、ナス、ブルーベリー、トマト、イチゴ、ジャガイモ、サンザシなどの野菜や果物にも含まれています。


コーヒー豆は世界一のポリフェノール含有食品


クロロゲン酸は、ポリフェノールの一種です。ポリフェノールとは、植物が天然で作り出す抗酸化物質で、赤ワインのアントシアニン、お茶のカテキン、ココアのカカオポリフェノールなどポリフェノールは数多くの種類が存在し5000種類以上あると言われています。コーヒーは現在水の次に世界で飲まれている飲料と言われており、世界一のポリフェノール飲料とも言えるでしょう。


ポリフェノールの主な機能

・抗酸化作用
・抗菌性・抗ウイルス活性
・抗ガン作用
・抗肥満作用
・脂肪代謝調節作用
・口臭抑制作用
・抗疲労作用



【雑学】フレンチパラドックスとは?

油の多い食事を摂っていると心疾患での死亡率が高まるとデータが出ながらも、フランス人は油の多い食事を摂っているのにも関わらず心疾患での死亡率が低く、フレンチパラドックス(フランスの逆説)と呼ばれていました。フランス人は赤ワインを日常的に飲む習慣があることから赤ワインに含まれるポリフェノール健康説が話題を呼び、一時日本でも赤ワインが健康に良いとブームとなりました。


なぜコーヒーはポリフェノール飲料とあまり言われないのか?


実は、コーヒー豆のポリフェノール「クロロゲン酸」はとても熱に弱い性質があります。しかし、コーヒーはコーヒー豆を熱することで作られます。


私たちコーヒー豆研究所Lab Signl(ラボ シグナル)では様々な焙煎温度でコーヒー豆の加熱時に分解される主成分の検査を繰り返しました。

その結果、コーヒー豆を焙煎し黒いコーヒー飲料となった時にはカフェイン以外の主成分は多く分解されていることが解りました。


浅煎りの場合では、クロロゲン酸は多少含まれるものの、焙煎過程でクロロゲン酸類からの分解物であるHHQ(ヒドロキシヒドロキノン)という物質が、クロロゲン酸の阻害物質としていることも解りました。


【ポリフェノールの科学の罠】

クロロゲン酸は、詳しく説明すると一つの成分ではなくクロロゲン酸類と言い複数系となります。その中には、焙煎過程でHHQが発生するように悪性成分に変化するものもあります。しかし、成分変化によって悪性成分となっていても区分けとしてはポリフェノールとされる成分もありクロロゲン酸ではなくポリフェノール総量を単純に見た場合、焙煎後の黒いコーヒーにも多少のポリフェノールが含まれています。メーカーによってはポリフェノールだから身体に良いと伝えているところもありますのでご注意を。


クロロゲン酸を摂取するために開発された現在の常識を変えるコーヒー飲料の新しい概念


現代は多様性の時代であり味が理想的でなくとも健康に良いのならそちらを選ぶ人々もいるのでは?という考えから、Lab Signalではコーヒー豆本来の主成分を大切に考え、焙煎を行っております。


クロロゲン酸は、グリーンコーヒーと言われる状態のコーヒーの生豆には多量に入っていることが分かった。しかし、生豆には成分は残っていても抽出率が悪く液体として体内へ入ってきても体内への効果は少ない。


コーヒー豆の健康成分を最大限残しながら抽出液(ドリンク)となった後も効果を発揮する「究極の健康コーヒー」を目指した結果、出来上がったものは、黒くない、黄土色のコーヒー飲料でした。黄土色の英語は、OCHER(オーカー)ということから、健康志向コーヒー飲料とも呼べる新たな概念の飲料はオーカーと名付けられました。


※オーカーは原材料はコーヒー豆ですが、コーヒーとは見た目、香り、味、成分、全てが異なります。




コーヒー豆を焦がすことなく、健康成分摂取の為に開発された「オーカー」とは?

この記事をお読みの方へおすすめの製品

おすすめの記事