視力を救う?!コーヒー豆の成分「クロロゲン酸」とは

視力を救うコーヒーの成分「クロロゲン酸」

 2021年 6月 5日 更新

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コーヒー豆には、身体の働きを向上させる有益な成分が豊富に含まれています。特に、主要成分の一つであるクロロゲン酸は、特筆して身体に良い成分です。クロロゲン酸は、ミトコンドリアの保護、炎症の抑制、血糖値の安定、季節性アレルギーの緩和、血圧の降下、感染症の予防などの効果があると言われています。


更に、最近の研究ではクロロゲン酸が目の保護にも役立つことがわかってきました。クロロゲン酸は、視力低下の主な原因の一つである網膜の損傷を防ぎます。最後には、この強力な抗酸化成分を最大限に摂取できるコーヒー豆の選び方もご紹介していきます。


クロロゲン酸とは


クロロゲン酸は、コーヒー豆に含まれる天然の抗酸化物質でポリフェノールの一種です。クロロゲン酸はコーヒー豆から初めて単離されたという歴史があるほどにコーヒー豆には多量含まれています。コーヒー豆と言えばカフェインというほどコーヒーはカフェインのイメージが強いですが、実はクロロゲン酸の方がカフェインよりも多く含まれているのです。コーヒー豆の他にリンゴ、ナシ、ナス、ブルーベリー、トマト、イチゴ、ジャガイモ、サンザシなどの野菜や果物にも含まれています。


クロロゲン酸の効果


ミトコンドリアの保護:私たちは絶えず体内でエネルギー物質ATP(アデノシン三リン酸)をミトコンドリア(細胞の発電所)で作っています。クロロゲン酸は、ミトコンドリアをストレスから守り、細胞エネルギーの生成に役立ちます。また、クロロゲン酸は体内での利用率が非常に高く、体内に吸収されやすく、利用されやすいという特徴があります。[1][2]


炎症を抑えるクロロゲン酸には強い抗炎症作用があり、酸化ストレスによるダメージから守ってくれます。[3] 


血糖値の安定:クロロゲン酸は、インスリン感受性を高め、炭水化物を処理するのに適した体を作ります。[4]


季節性アレルギーの緩和:クロロゲン酸は、季節性アレルギーを持つ人の植物アレルゲンに対する感受性を低下させます。[5]


これらに加えて、さらに最近、研究者たちがクロロゲン酸のもう一つの素晴らしい利点を発見しました。それは、目に対してとても良いということです。


クロロゲン酸があなたの視力を救う


仕事に限らず、日常でもスマホやPCなどの画面を見るようになった現代社会。目は、想像以上に負担がかかり酷使されています。そうした習慣は視力低下の主な要因となっており、目の病は深刻化してきています。更に、日常的に目を酷使している今の若者たちが歳を重ねた先に何が待っているかは誰にも分かっていません。


クロロゲン酸は、眼内の網膜細胞をストレスから守り、細胞死の量を減らし、網膜の層を保つことが最近の研究によって分かりました。コーヒー豆に含まれるクロロゲン酸が網膜変性を防ぐ可能性があると結論づけています[6]。


数時間おきにクロロゲン酸を摂取することで、網膜をダメージから守り、視力を回復できるかもしれません。


クロロゲン酸を最大限摂取するコーヒーの選び方と抽出法


クロロゲン酸を摂取できる量は、選ぶコーヒーの種類や淹れ方によって異なります。


クロロゲン酸はコーヒーの生豆には多量に含まれているものの、熱に弱く焙煎という加熱工程で多くは失われてしまいます。その為、クロロゲン酸の視力保護効果を期待するのであれば、焙煎度の低いものを選ぶことが大切です。深煎りは避け、できるだけ浅煎りに近いものを選びましょう。


抽出する時には、ペーパーフィルターを使わないことでよりクロロゲン酸を摂取することができます。ペーパーフィルターを使うと、コーヒーの味がなめらかになるのですが、クロロゲン酸など良質な成分が紙によって取り除かれてしまいます。[7]


クロロゲン酸という成分を最大に摂取するために、コーヒーの独特な味や香りは無くても良いという方には「オーカー」というコーヒー豆を原材料としたお茶のような新しい飲料がおすすめです。


クロロゲン酸を最大保持したまま摂取できる「オーカー」とは?


焙煎によって味わいが良くなり香りが立つコーヒー豆ですが、独特の味や香りを得る代償として元々持つ生豆の豊富な成分を失っている事実があります。


現代は多様性の時代であり味が理想的でなくとも健康に良いのならそちらを選ぶ人々もいるのでは?という考えから、宇宙ロースタリーのコーヒー豆研究機関Roasters Lab Lig(ロースターズラボ リグ)は2012年から味や香りにはフォーカスを当てずクロロゲン酸を含め健康成分を最大限残しながら摂取する飲料の研究を行ってきました。


コーヒー豆の健康成分を最大限高め健康効果を期待する「究極の健康コーヒー」を目指して完成したドリンクは、黒くなく、黄土色のコーヒー飲料でした。黄土色の英語は、OCHER(オーカー)ということから、健康志向コーヒー飲料とも呼べる新たな概念の飲料はオーカーと名付けられました。


※オーカーは原材料はコーヒー豆ですが、コーヒーとは見た目、香り、味、成分、全てが異なります。


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