トリゴネリンとは?

トリゴネリンとは?

 2021年 6月 4日 更新

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トリゴネリンは、認知症を含め脳の老化防止や活性化に働きかけることが昨今分かってきており、研究が進み始めたばかりの注目の成分です。


コーヒー豆に多量に含まれており、他の食品では海産物やセロリに少量含まれています。


コーヒー豆の主成分として1番有名なのは、カフェイン。その次はポリフェノール(クロロゲン酸)でしょうか。トリゴネリンまでご存知の方はコーヒー好きの方でもまだまだ少ないですが、認知症や認知症予備軍の方々は増加の一途をたどっており社会問題ともなってきている背景から今後の研究結果によっては一気に注目を浴びる成分となるかもしれません。


認知症予防や脳のアンチエイジングになる


認知症の原因となっているアミロイドβ(ベータ)という物質があります。


アミロイドβとは、認知症の70%を占めるアルツハイマー型認知症の原因と考えられる物質で“脳のシミ”とも言われているタンパク質です。 このアミロイドβは認知症の症状が現れる20年以上前から脳内に蓄積し始めると考えられています。アミロイドβが蓄積してくると脳内の情報伝達の回路が正常に働かなくなり記憶力が低下し物忘れがひどくなり、さらに進行が進むと認知症を迎えることになります。


トリゴネリンはアミロイドβに対して働きかけ、脳内の神経伝達がスムーズになり物体認識記憶や物体位置記憶が改善することが分かりました。


トリゴネリンは、記憶力向上作用の他にも血糖降下作用・神経保護作用・抗片頭痛・鎮静作用・抗菌作用・抗ウイルス作用・抗腫瘍作用などがあり、糖尿病性聴覚神経障害や血小板凝集を抑制することがわかってきており様々な面で研究が進み始めています。



焙煎後のコーヒーにはトリゴネリンは含まれていない


「トリゴネリン」はとても熱に弱く、焙煎の加熱によって「ニコチン酸」という物質に変化します。ニコチン酸という名称がタバコに含まれているニコチンとほぼ同じため紛らわしいですが全くの別物であり、「ナイアシン」のことです。ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康維持をする働きがあります。さらに加熱されることで、香り成分であるピリジン類も生成します。


トリゴネリンを含んだまま焙煎を行うことはとても難しく、トリゴネリンに注目しているサプリメントメーカーやコーヒーメーカーはコーヒーの生豆からトリゴネリンのみを抽出しています。



トリゴネリンを保有したまま焙煎することに成功した特別な焙煎法


焙煎によって味わいが良くなり香りが立つコーヒー豆ですが、現代は多様性の時代であり味が理想的でなくとも健康に良いのならそちらを選ぶ人々もいるのでは?という考えから、宇宙ロースタリーのコーヒー豆研究機関Roasters Lab Lig(ロースターズラボ リグ)は2012年から味や香りにはフォーカスを当てずトリゴネリンを含め健康成分を最大限残しながら焙煎する研究を行ってきました。


コーヒー豆の健康成分を最大限高め健康効果を期待する「究極の健康コーヒー」を目指して完成したドリンクは、黒くなく、黄土色のコーヒー飲料でした。黄土色の英語は、OCHER(オーカー)ということから、健康志向コーヒー飲料とも呼べる新たな概念の飲料はオーカーと名付けられました。


※オーカーは原材料はコーヒー豆ですが、コーヒーとは見た目、香り、味、成分、全てが異なります。



健康成分摂取の為に開発された「オーカー」とは?

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